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国家滅亡の共通点 致知メールマガジンから
2012 / 05 / 09 ( Wed )
       「国家滅亡の共通点」
       
       
            月尾嘉男(東京大学名誉教授)
        
            『致知』2012年6月号
             特集「復興への道」より


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このまま進むと日本はどうなってしまうのか心配になる。
恐ろしい話になるが、過去に栄えた国家が滅亡した状況と、
日本の現状があまりにも似ているため、ぜひ紹介しておきたい。

最初は紀元前814年に建国されたカルタゴ。


日本が反面教師とすべき第一の点は
「経済至上主義」である。

貿易大国として栄えたカルタゴは文化を軽視し、
国家観や歴史観を持たず、経済発展のみに熱中していた。

ローマとの第2次ポエニ戦争に負けた時、
巨額の賠償金を50年賦で要求されたが、
カルタゴはそれを僅か10年で完済してしまい、
逆にローマの警戒心を強める結果になったほどである。


第2次ポエニ戦争でハンニバルの軍隊に負けて
敗残兵となった大カトーと呼ばれる政治家は、
視察団長として訪れたカルタゴの繁栄を
目の当たりにして以後、市民に演説をするたび、
必ず最後を「カルタゴを殲滅すべし」と
締め括ったといわれる。

そうして国民のカルタゴへの敵意を煽り、
結果、第3次ポエニ戦争で
ローマはカルタゴを殲滅することになる。

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これらが今日の日本に酷似していることは自明である。
経済発展一途で経済大国になることには成功したが、
政治の劣化、倫理の消滅、文化の崩壊は増大した。

隣国の中国や韓国からは日本攻撃の発言や行動が
頻発しているが、国家として毅然として
反撃する態度を示さないどころか、
敵に塩を送る愚者までいる。


もう1つの反面教師はイタリアの海上都市として
栄えたベネチアである。

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かつては軍艦を大量に保有し、
ヨーロッパ最強の国家として地中海を支配したが、
17世紀頃から陰りが出始める。

まず造船の技術革新を怠った結果、
台頭してきたオランダや北欧諸国の技術に抜かれ、
技術後進国となっていく。

また軍事費を削減した結果、軍艦の数が減り、
軍事力が後退した。

最大の問題は社会が成熟し、既得権益が固定し、
革新を起こす精神風土が衰微したことである。

その風土を反映し、ベネチアの適齢男子の
結婚比率が急速に低下し、
16世紀に5割、17世紀に4割となり、
子供のいる夫婦の比率は四割となった。

そして18世紀末に進撃してきたナポレオンに
最後通牒を突きつけられ、1度も戦闘することなく降伏し、
国家として終焉した。

現在の日本の20歳代男子の未婚比率は7割、
女子も六割で、就業意欲のない若者も増加傾向にある。

歴史のなかに国が滅びた例は数多くあるが、
現在の日本はカルタゴとベネチアの辿った末路を
真剣に振り返る必要がある。
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