17歳のポケット
2008 / 06 / 09 ( Mon )
山田 かまち 著

帯には
 心の叫びがつまっている
 ノートや画帖にかきつけられた詩、デッサン、水彩画、版画、手紙・・・。
 夭折した少年の魂のメッセージ

 生きる勇気がきこえてくる



 山田かまちの詩文を読むと、胸がちりちりする。自分のかつて生きていた
 十代の後半が、いやおうなく思い出されて。

 自分とは何者なのか。生きるとはどういうことなのか。自由とは?愛とは?
 真の幸福とは?

 たぶんそれは、誰にも答えられない永遠の問い。100%の自由になんて
 ありえない。完璧な愛も全くの幸福も、手にすることは難しい。

 だから、とことん突き詰めて考えると、傷ついてしまう。そこで、たいていの人は
 知恵をつける。あまり、突き詰めて、そういうことは考えないようにするという知恵を

 とりあえず日常の中では、少しでも自由で、少しでも愛があって、少しでも幸福な
 ほうに、近づきたい、とは思うけれど。

 が、かまちは違った。思い切り考えた。傷ついても傷ついても考えることを
 やめないで、それらを言葉としてノートに刻み込んだ。

 感じやすい心が擦り剥けて、ひりひりしている。息苦しいほど率直に
 自分と向き合っている。・・・・・・歌人 俵万智

17歳のポケット17歳のポケット
(1993/06)
山田 かまち

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